家庭連合(旧統一教会)の2世達へ・・・前書き

このブログは統一教会の2世(元2世)として生きる中で悩み、迷い、壁にぶつかりながらも答えを探し続けている若い2世達がこれからの人生を歩んでゆくうえで僅かばかりの参考になればと思い、立ち上げました。 

該当者以外の方には特に有益な情報では無いのでスルーしてください。

 

私自身も2世であり、今も教会の中核組織に所属しています。

親は宣教師で世界で最も貧しい国で20年を過ごしました。

親の不仲、愛の減少感、貧困、いじめに悩み高校卒業と同時に逃げるように家を出ました。

 

しばらく教会には一切近づかず、ほかの宗派を経験したりもしました。

留学先で様々な”俗世文化”に触れてみたりもしました。

一般の会社にも5年勤めました。

 

そして今、私はまた教会の中で暮らしています。

教会組織の中で働いて7年目を過ぎて思うことは、完璧な答えは”中(教会)”にも”外(一般社会)”でも見つけられなかったということです。

 

教会も結局のところこの社会の縮図でしかありません。 
多くの人々は同じように悩み、傷つき、もがいています。

そして一般社会の人たちと同じように未来の希望を信じて、一生懸命働き、献金をし(税金のようなものです)、信仰基準(ノルマのようなものです)を達成しようと努力しています。

 

そして一般社会と同じように一部の上位指導者は権力と財力を享受しています。

上層部で本当に何が起こっているのかは食口(庶民)が知る由はもありません。

 

結果的に、教会の中も外も生きづらさに関しては

それほど変わらないというのが私の出した結論でした。

どうして私がまた中に戻ってきたのかは、とても長くなるので割愛しますが、

一つ言えるのは「自分のルートや家族からただ逃げるだけでは、本当の癒しや幸福は見つけられない」ということです。

 

ではどうしたらいいのか? 
また親の希望通りに歩むのか、違います。

自分を偽り続けるのか、違います。

反対派に回るのか、それは解決策にはなりません。

 

具体的に何をどうすればいいのかは一人一人違いますので一概には言えません。

そして本当の”脱出”への道は本人が目と耳と心を開き、細心の注意を払って探し出すほかありません。 そしてその道しるべは誰にでもずっと示されているということに気づくことから始まります。

 

私もようやく道しるべを見つけたばかりで、まだ具体的な計画は立っていませんが

立ち止まらずに一歩一歩進もうと決めました。 

 

このブログも新しい歩みを始めるにあたっての決意表明でもあり、実験であるとも言えます。

 

ここに記した私の気づきや失敗がいつかどこかで同じように迷える2世達にとって少しでも自分の道を見つける参考になることを心から祈ってやみません。