〇〇と教会は使いよう
メディアでは完全にカルトととして定着してしまった家庭連合(旧統一教会)ですが…2世としてはそれだけで教会との関係を簡単に断ち切れるものではありません。
特に未成年の場合は実力や経済力の面でも急に独り立ちするのは難しいでしょう。
また温室育ちの2世が中途半端な決意で飛び出しても外の世界はもっと厳しいことを目の当たりにするだけです。
そこで私がお勧めするのは「統一教会を使い倒す」こと(笑)
私が学生の頃は日本人の2世もまだ少なく、教会は宣教と伝道に明け暮れていて2世に対するケアやサポートなど身近にはほとんどありませんでした。 教会が嫌なら家を出るか引きこもるかぐらいしか選択肢はなかった時代。
それに比べれは今は2世こそが主役の時代になりました。
2世に対する人材育成に力を入れるようになり、語学留学プログラムや奨学金制度も作られました。
祝福も絶対祝福から自分で決めることができる“お見合い”形式になりました。
2世の数も爆発的に増え、その分サポート体制も以前よりはだいぶ改善されたと言えます。
つまり今の若い2世はこの環境を上手く利用することで、より効率的(そして平和的に)脱出する道を準備することが可能だということです。
1.何よりもまず、一度日本から脱出するべし!
日本の統一教会は他の国のとは比べ物にならないほど超絶ブラックです。
献金の額、食口に求められる信仰の基準、祝福の基準、すべてにおいて他の国より数倍~数十倍高い基準とノルマを課せられているのが現状です。
これではもはや宗教というよりは資金調達屋でしかありません。
(ノーと言えない日本人の生真面目さにも問題がありますが・・・)
教会内で提供される語学留学、大学留学、青年宣教、文化交流などなんでもいいので、海外に出て英語(または他の語学)を死ぬ気でマスターしましょう。
他の国の文化に触れることで世界が広がり、沢山の気づきや勇気や癒しをもらえることもあります。
そしてもし本当に運が良く、海外の大学に行けたなら第一次脱出成功です(笑)
教会の〇ムン大学に行っても悪くはありませんが、神学以外を専攻することをお勧めします。
2.専門性と社会経験を身につける
語学を取得するだけでも世界は一気に広がります。
海外の大学を卒業し、現地または日本で好きな仕事に就けたならそれほど幸運なことはないでしょう。
ただ多くの2世(特に日本人)は最初から外の世界でバリバリやっていけるほどタフだとはいいかねます。ましてや長引く不況の中では就職率は悲しいほどい低いのが現実です。
そこで使えるが教会関連の団体・企業です。
一定の分野に限られますが、教会内でも法人として認められている企業や団体があります。 代表的なものが女連や青連です。特に女連は国連認定の機関なので利用価値は高いです。
語学ができるなら大手の海外NGOでのボランティアやインターンシップもお勧めします。草の根活動的な部分ではNGOの精神は教会と通じる部分も多いので馴染みやすいともいえます。
3.ネットワークづくり ⇒ 独立を目指す
これが私の考える最終段階と言っても過言ではありません。
私たちが2世であることはどんなに否定しても一生ついてくる事実です。
その中に家族との絆や良い思い出も多少なりにあったはず。
その事実を隠しつつ生きることはそれはそれで苦しいものです。
幸いなことに時代は変わりつつあり、企業に勤める以外にも努力次第で安定した収入を望める働き方が増えてきました。
そしてもう一つ幸いなことは今は世界中に沢山の2世がいるということです。
あなたの努力次第で同じ価値感を共有できる仲間とグローバルなネットワークを作ることができ、その可能性は無限大です。
これからは文化の時代、クリエイティブな人が成功する時代だと言われています。
そしてそれは2世にとっても今までなかった新しい生き方や、思いのままに自分を表現することができる最高に恵まれた時代になる予感がします。
何も偉大なアーティストになる必要はありません、ネットショップを立ち上げたり、ブログをやってみたり、Youtubeで配信してみたり、同好会を作ってみたり、手の届くことからコツコツと経験を積んでいくことで是非時代の波に乗れる2世を目指してほしいです。