家庭は守られるべき・人口は減るべき

(注意)今回は下の項目に当てはまる2世達向けです!

  •  夫婦とっても仲良し♪
  •  子供は特にほしいと思わないけど周りからのプレッシャーに悩んでる
  •  自然大好きまたは環境問題に関心がある

 もし同じような悩みを持っている2世のために、ちょっと個人的なぶっちゃけ話をしたいと思います。

私は祝福は受けたものの、子供を授かりませんでした。祝福結婚と家庭連合というキーワードが売り(?)の統一教会で「子供を産まない」という選択はあり得ないわけで、私も長い間罪悪感と自己否定に悩まされてきました。かといって人工授精や養子縁組をしてまで子供が欲しいかというと、そこまでの感情もありませんでした。

自分は冷たい人間なのか、もっと必死に天に求めるべきなのか一人もんもんとすることがありましたが、最近になって「産まない私」が問題なのではなく、産むことを強要する教会のほうが時代の流れから外れていると感じるようなったので、そのキッカケを共有しようと思います。

子供がいない=不幸という固定観念から解放される何かの糸口になれば嬉しいです。

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  教会だけには限りませんが子供がいないカップルは肩身がすごく狭いと感じることが多いですよね。2世なら周りからのプレッシャーがすごいし、メディアでも少子化が問題視させれてきたからです。

子供がいないだけで何でこんなに不公平な気持ちを感じないといけないのか?

夫婦仲良く暮らしてそれで十分ではいけないのか?

自己中心だと言われるとやっぱりそれは違うなといつも感じていました。

一人ひとり事情が違うのになぜそれを受け入れられないのか?

教会ではそれは「天のため」、「民族のため」、「血筋を残すため」、「親孝行のため」などの大義名分で押し切られます。

 教会の価値観の中だけで育ってきた2世にはなかなかこの価値観を覆すのは難しいでしょう。

しかし世界の最近のトレンドは少し変わってきています:

「結婚しない、子供を産まないことを自ら望んで選択する」人が徐々にしかし確実に増えてきているのです。ただ経済的な理由でというのではなく、本当に人類の未来を考えて前向きにそれを実行してるところが新しい展開です。

(参考)

Would you give up having children to save the planet? Meet the couples who have | World news | The Guardian

実際にヨーロッパなどの先進国では少子化を食い止めようと政府をあげて様々な政策を打ち出してきました。

経済対策、教育対策、キャンペーンなどなど・・・

(参考)少子高齢化問題。海外の事例とトンデモ対策!?(少子高齢化対策) | スタッフブログ

 しかし統計的に目に見える成果を上げている報告は聞こえてきません。

回復しても一時的な効果に過ぎなかったりします。

(参考)「少子化克服国」フランスの出生率が下がり続けている!|先進国の“お手本”に何があったのか | クーリエ・ジャポン

 

なぜなのか?

これらの結果から見えてくるのはこれ以上人口増加を望まない人々が増えてきているということです。まるで共同的無意識のなかで人類全体が人口増加に歯止めをかけようとしているように。

 

子供が増えなければ経済的な基盤も崩れるし、社会的にも望ましくないことだと思うのが普通だと思います。

でも本当にそうなのでしょうか?

これは”国”単位で考えた場合は当てはまることかもしれません。

でも人類全体を見て考えると話は違ってくるのです。

 

人類は70億います。これは環境的に考えても多すぎるのです。

コーネル大学の研究結果でも知られているように、全ての人類が豊かな生活を維持しようとすれば約20億人が限界だと言われています。

(参考)A.D. 2100: Cornell study warns of a miserable life on overcrowded Earth if population and resources are not controlled | Cornell Chronicle

実際に人類の半分以上は飢えと貧困に苛まれています。

そして地球環境は限られた先進国を維持するために破壊されて続けています。 

  • 先進国を救うためだけの少子化対策は本当に“良いこと”なのでしょうか?
  •  自国民だけ増えて、残りは飢えてもいいということなのでしょうか?

 技術が向上すれば打開策が見いだせるとか、火星への移住が考えられるという話を聞きますが、それらはいつ実現するとも分からない「絵に描いた餅」でしかありません。

 今この瞬間に苦しんでいる人達にとってはそんな夢物語は何の意味もないのです。

 

 子供の養育に使う費用を今まさに貧困に苦しんでいる子供たちのために使ったり、環境保全に使ったりすることは結果的には今生きている子供たちの未来を改善することにも繋がるとってもリアルなエコライフだと言えるでしょう。

 

 私自身が自然が大好きで、昔から環境問題に強い関心を持っていたためか、この静かな世界のトレンドを知ったとき、今まで感じていたモヤモヤが一気に晴れて心から賛同することができました。 ある意味私たちの教理よりはよっぽど現実的で効果的なのは明らかではないでしょうか?(笑)

 

教会に所属する以上、子供を産まないことはマイナスと受け取られるでしょう。

しかしこれからは逆に産まないことが人類全体とってプラスと考えられる時代がくるかもしれません。少なくとも産まないことは一般的な選択となるでしょう。

また、子供を産むことが女性の使命だと言われる時代も終わるでしょう。

国や人種を超えて自分の子供であろうとなかろうと愛せるのが本当の母の愛というものではないでしょうか? (動物世界では普通に見かけられる光景ですが)

本当は統一教会の存在に関わらず、人類は自然の摂理によってすでに一つになるように動いてるのかもしれません。

人類レベルの新しい悟りを信じて(合掌)

 

補足:

この内容は2世でも子供を欲しいと思わない人向けの記事であり、子供持つこと自体を否定するものではありません。